
春が過ぎ、気温とともに紫外線量が急上昇する5月。肌に直接降り注ぐ紫外線対策は多くの方が意識するようになりましたが、実は「目」も紫外線の影響を大きく受けていることをご存じでしょうか。
最近では“目から入る紫外線がシミの原因になる”という話も注目されています。顔に日焼け止めを丁寧に塗っていても、目のケアを怠ると、体内の反応が思わぬ形で肌に表れます。
今回は、目からの日焼けがなぜシミの増加につながるのかを明らかにし、5月の強い日差しから肌を守る新しい視点をお届けします。
目から紫外線が入ると何が起こるのか:紫外線がメラニン生成に与える間接的な影響
目が紫外線を浴びると、その刺激は脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)と呼ばれる部位に伝わり、そこからホルモンや自律神経系に影響を及ぼします。具体的には、脳下垂体からメラニン生成を促すホルモン「α-MSH(メラノサイト刺激ホルモン)」の分泌が活発になり、それが肌のメラノサイトに作用して、色素沈着が進むとされています。
つまり、目に紫外線が当たるだけでも、体内では“日焼けの指令”が発信されてしまうのです。
顔に直射日光を浴びていなくても、メラニンが合成されるという仕組みは、肌ケアの常識を覆す情報です。
シミだけじゃない、目への紫外線のダメージ:白内障、角膜炎、そして老け見えリスクにも
目が受ける紫外線のダメージは、肌だけでなく、目そのものにも深刻な影響を及ぼします。
長期的な影響として最も知られているのが白内障であり、これは紫外線が水晶体を劣化させることで起こる病変です。また、短期的には角膜の炎症や充血を引き起こすこともあります。
目の周りの皮膚は顔の中でも特に薄く、ダメージを受けやすい部位です。紫外線による目の疲れや乾燥は、目元のくすみや小じわを悪化させる要因にもなります。
目が紫外線にさらされることで頻繁に細める動作が増え、それが表情ジワを助長するケースもあるため、目からの老化を見過ごすわけにはいきません。
アイケアこそ春夏の“先回りケア”:サングラスと目元の保護でシミ対策を強化
5月から夏にかけての紫外線対策には、肌だけでなく目のケアも欠かせません。
外出時にサングラスをかける習慣は、視覚的な疲労を軽減するだけでなく、間接的なメラニン生成を防ぐための有効な手段となります。特にUVカット加工が施されたレンズを選ぶことで、紫外線を95%以上カットすることができます。
目元の保湿も、紫外線ダメージから肌を守る大切なステップです。乾燥したままの目元は外的刺激に弱くなり、紫外線の影響を受けやすくなります。
美容液やアイクリームで目元のコンディションを整えておくことは、見た目の印象を若々しく保つうえでも重要です。
帽子や日傘だけでは防ぎきれない角度からも紫外線は差し込んできます。だからこそ、アイケアを“顔全体のエイジングケアの一部”として捉え、毎日のルーティンに組み込む意識が求められます。

紫外線対策に“目元の意識”をプラスする:ホームケアに取り入れたい意識と習慣
これまで肌のUV対策といえば、日焼け止めを塗る・塗り直す・帽子をかぶる、というような直接的な防御に偏っていたかもしれません。けれど、実は「どれだけ目を守れているか」も、美白やエイジングケアに大きく関わっているのです。
室内でも紫外線はゼロではありません。窓から差し込む光、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトなど、目が受ける刺激は日常のあらゆる場面に存在しています。
こうした環境の中で目を守るには、サングラスだけでなく、ブルーライトカットレンズや、目元用の保湿マスク、UVカットのアイケアコスメなどを取り入れるのも一つの手です。
目に見えないところで進行する“目からの肌老化”。いつものスキンケアに「目を守る意識」を一つ加えるだけで、5年後、10年後の肌に大きな違いが生まれるかもしれません。
目元から始める日焼け対策で、紫外線にもブレない肌作りを。
なんとなく顔色が冴えないと感じたら、肌の声に耳を傾けてみましょう。
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