「いつしか、人前で自信を持てなくなっていた」サーリーさん(34歳・都内勤務)

いつからかメイクをしても気分が上がらない。

30代に入り、仕事も生活もそれなりに落ち着いて良くなってきた——はずだった。
唯一、自分の顔には自信がなくなっていく。

ふと撮られた写真を見て、何度も削除してしまう。そんな日が続いていた。

「メイク直しのたびに、気になるんです。鼻と頬の毛穴がくっきり浮いて、化粧が崩れて見えるのが嫌で……」

誰かと並んで写真を撮るとき、無意識に顔を斜めに向けてしまうようになった。

人前に出ることが多いからこそ、ケアが“過剰”になっていた

サーリーさんは、都内でオフィスワークをしている会社員。お客様対応や打ち合わせも多く、身だしなみには常に気をつけてきた。

「清潔感が大事な職場なので、特に肌のテカリや化粧崩れには敏感でした。
だから帰宅したらすぐクレンジングして、W洗顔して、メイクは“絶対に残さない”ようにしてたんです」

毛穴が目立つのは「汚れが残っているから」だと思い込み、“落とすことこそ正義”と信じていた
でもそのケアこそが、実は肌を守る力を奪っていたのかもしれない——そんな可能性に、彼女はまだ気づいていなかった。

“整っている肌”は、毛穴の存在感を薄くする

そこで彼女がSNSで見つけて試してみたのは、保湿と引き締めを同時にサポートする処方のスキンケアだった。
テカリを抑えるものではなく、水分と油分のバランスを整える処方。

最初の2日間は特に変化を感じなかったが、3〜4日目の夕方、いつものメイク直しに手が止まった。

「え?毛穴が目立ってない!」

頬のザラつきが減って、化粧ノリが格段に良くなっていた。
毛穴がなくなったわけではない。でも、光のあたり方なのか、前ほど“ポツポツ”を感じなくなっていた。

肌の“調子”が戻ると、顔を上げられるようになる

「肌が整うと、他人の目が気にならなくなるんですね」
そう語るサーリーさんは、今ではメイク直しのときも顔を背けなくなったという。

自分の顔に自信が付き、表情まで自然と明るくなる。
こういう小さな感覚から自信が戻ってくるものかもしれない。

彼女は笑顔で語った。

肌に“厳しくしすぎていた”のかもしれません

毛穴が目立つのは、汚れのせいでも、加齢のせいでもなく、
「肌がちょっと疲れてるよ」と教えてくれているサインかもしれません。

がんばってスキンケアをしていた人ほど、
“ちゃんと落とさなきゃ”“毛穴をなんとかしなきゃ”と、肌に厳しく接していたのかもしれません。

でもサーリーさんのように、ほんの少しケアの方向を変えてみるだけで、
肌はふっと、やわらかく応えてくれることもあります。

もし今、鏡の中の自分にがっかりしているなら——
その毛穴は、「ちゃんと見て」と言っているだけなのかもしれません。