概要
ナイアシンアミドは水溶性のビタミンB3の一種で、ニコチン酸アミドとも呼ばれています。
動物の体内に含まれ、人間も合成可能な物質ですが合成量が少なく、不足すると皮膚炎や下痢を引き起こすこともあります。
鶏胸肉、豚レバー、カツオ、マグロ、落花生などに多く含まれており、二日酔いにも聞くことで知られています。
これまでの利用
近年は美容成分として認識されているナイアシンアミドですが、本来は栄養素の一つとして治療に用いられてきました。
ナイアシンアミドは体内の酵素反応を助ける「補酵素」としての働きを持ち、酸素を用いてエネルギーを作る時やアルコールの分解、セロトニンの合成を促進して心の不調を回復させるなど、様々な役割を持っています。
ナイアシンが欠乏すると皮膚や粘膜、消化管や神経系などの箇所に影響を及ぼし、肌が赤くカサカサになる、不安な気持ちや倦怠感があるなどの症状が出ることがあります。
アルコール依存症の人は体内のナイアシン消費が多いため、これらの欠乏症が出やすいとされています。
注目の美容効果
ナイアシンアミドは食品に多く含まれる成分ですが、肌から取り入れることでもたらされる美容効果が近年注目されています。
ナイアシンアミドは角質細胞の水分蒸発を防ぐセラミドなどの細胞間脂質の生成にも関わっており、摂取によって肌のバリア機能を高める働きがあります。
肌のバリア機能の低下は肌の乾燥や肌荒れの原因となりますが、ナイアシンアミドによって予防が可能です。
また、ナイアシンアミドにはメラニンの生成を抑え、シミやくすみをできにくくする効果やニキビができにくくなる抗炎症効果があることもわかっています。
近年特に注目されているのが、ナイアシンアミドによるシワの抑制効果です。
肌のハリを保つのに必要なコラーゲンやエラスチンは、年齢とともに減少していく成分です。
ナイアシンアミドはこれらの生成のもとになる繊維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促進してくれます。
肌荒れの抑制や美白効果、シワ対策効果と様々な利点のあるナイアシンアミドは、様々なスキンケア商品に取り入れられています。
クリニックでの処方
ナイアシンアミドは様々な疾患の治療用に処方されてきた成分であり、皮膚の炎症や乾燥肌に対しても使用されてきました。
刺激が少なく肌トラブルなども起きにくいため、美容皮膚科でもニキビやシミ、シワの改善のためにサプリメントやスキンケア製品として処方されることがあります。
ただし、ナイアシンアミドは効果を感じるようになるまでに期間を要するため、決められた量を継続的に摂取することが重要です。
トラネキサム酸やレチノールなど、他の美容成分との併用で効果を実感しやすくなります。
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