「午後になると、肌がボロボロ」(ミキさん 47歳・医療事務・子育て卒業)

ミキさんのプロフィール

ミキさん(47歳・内科クリニック勤務・都内在住)
大学生の娘を持つ母であり、現在は都内の内科クリニックで受付を担当。
子育てが一段落した今、ようやく自分の時間を持てるようになり、美容やスキンケアに再び目を向けはじめた。
清潔感が求められる仕事柄、見た目には人一倍気を配るが、「年齢に合ったケア」の難しさに悩み始めていた。

「午後になると、毛穴が浮き上がるのが分かるんです」

ミキさんは、都内の内科クリニックで受付を務める。

「清潔感が大事な職場で、マスクの着脱を繰り返しながら長時間エアコンの効いた室内にいる日々の影響で、頬や小鼻まわりの毛穴の開きや肌の乾燥が気になる。肌がくすんで見えると、どうしても気持ちも沈むんですよね。」

白い制服を着て人と対面する仕事だからこそ、「肌の印象」は気になるという。

子育てが落ち着いた今、初めて“自分の肌”に向き合った

ミキさんには大学生の娘がいる。子育て真っ只中はスキンケアに時間をかける余裕もなかった。

「当時は本当に“最低限”のケアしかしてませんでした。
でも最近は、自分の時間が少しずつ取れるようになって、ふと鏡を見たときに“あれ?前より毛穴が目立ってない?”って思ったんです」

それをきっかけに、“今の自分の肌に合うケアって何だろう”と考えるようになった。

毛穴が目立つのは、皮脂のせいじゃなかった

ミキさんが最初に思ったのは、「皮脂が多くなってるのかな?」ということ。
ベタつきやテカリが気になったため、さっぱりタイプの化粧水や脂性肌を抑える商品を選んでいた。

「でもあるとき、病院に来た美容好きの患者さんと話してて、“毛穴って乾燥とかハリ不足でも開きますよ”って言われたんです。」
「正直、目からウロコでした」

長年悩んでいた毛穴の目立ち。原因は皮脂の出過ぎだと決めつけていた。

実際、ミキさんはさっぱりタイプのスキンケアばかり選んでいた。
でもそれが肌の水分を奪い、毛穴を“開いたまま”にさせていた可能性があった。

見直したのは、“引き締める前に、満たす”という発想

それまでの“さっぱり系中心”のケアをやめて、水分とハリを与えるスキンケアに切り替えた。

「いきなり高価なアイテムに変えたわけじゃなくて、まず“肌の水分バランスを整える”ことに集中したんです。
『毛穴を埋める』じゃなくて『肌をモチモチにさせる』という発想に変わった感じでした」

6日目の午後、鏡の中の自分に「あれ?」とつぶやいた

使い始めて6日目の午後、ふと鏡を見たときだった。

「…あれ? 今日はハリがあってモチモチ感があるかも」

いつもなら頬にポツポツと浮かんでいた毛穴が、少しぼやけて見える。
ファンデも均一にのって、くすみ感が少し減った気がした。

「ハリがあると肌に“水分が入ってる感覚”があるんですよね。
見た目の変化だけじゃなくて、肌の内側が落ち着いてきたような感じがします」

肌が応えてくれたのは、“思い込み”をやめたから

これまで「皮脂を抑えればいい」「さっぱりが正解」と思い込んでいた。
でも、肌の声をきちんと聞いたことで、やっと“応えてくれる”ケアに出会えた気がする。

「子育てしてたから仕方ないとか、今更手をかけても変わらないって思ってたんですけど、ちゃんと向き合えば変われるんだなって。」
「肌って、本当に正直ですよね」

毛穴が気になるなら、まず“足りていないもの”を見直して

毛穴が目立つと、「皮脂のせい」「汚れのせい」だと思いがち。
でも、実は乾燥やハリ不足が原因で“開きっぱなし”になっているケースも多い。

毛穴の悩みは、洗うことよりも“満たすこと”が大切だったと、ミキさんは気づいた。

ミキさんのように、“今の自分の肌”を知って、ケアを少し変えるだけで、肌が応えてくれることがあります。

もし今、「何をしても変わらない」と感じているなら——
それは肌ではなく、“やり方”の問題かもしれません。