5月の紫外線は夏並み！？うっかり日焼けを防ぐUVケアの基本

春らしい陽気が続く5月は、紫外線対策の意識が緩みがちな時期です。しかし、実は5月の紫外線量は夏とほとんど変わらないレベルに達します。
空気がカラッとしていて涼しく感じる分、肌へのダメージが実感しにくく、気づいたときには「うっかり日焼け」が進行していることも少なくありません。油断のならないこの季節こそ、基本に立ち返ったUVケアが求められます。

強まる5月の紫外線が肌に与える影響

5月の紫外線はUVAとUVBの両方が増加します。とくに波長の長いUVAは、窓ガラスや曇り空も通過し、真皮層にまで到達してシワやたるみの原因になります。
屋外レジャーはもちろん、通勤や洗濯物干しの時間でも肌はしっかりと影響を受けています。
しかも、気温がちょうど良く汗ばむ季節であるため、日焼け止めが落ちやすくなり、知らず知らずのうちに無防備になっていることもあります。
この時期に起きる日焼けは、すぐに赤くならず、後からじわじわとシミや乾燥トラブルにつながることが多く見られます。
見た目に大きな変化がないからといって油断することなく、日々のケアで紫外線に備える意識が重要です。

日焼け止めの使い方を今一度見直す

紫外線対策の中心は日焼け止めですが、その効果を引き出すには正しい使い方が欠かせません。
まず意識したいのが塗る量とタイミング。朝の一度きりではなく、数時間おきに塗り直すことが基本です。
とくに頬骨や額、鼻筋など高い位置は紫外線を受けやすいため、重点的にカバーしたい部位です。
また、日焼け止めのタイプも重要です。乾燥しやすい人には保湿成分を含むクリームタイプ、メイクの上から使いたい人にはスプレータイプやパウダータイプなど、生活スタイルに合ったものを選ぶことが継続の鍵となります。
最近では、トーンアップ効果のある下地タイプも人気で、メイクと紫外線対策を一体化できるのが魅力です。

うっかり焼けには早めのリカバリーケアを

日焼けを完全に防ぐのは難しく、知らぬ間に肌が乾燥し、炎症を起こしていることもあります。こうした“うっかり焼け”には、早急な対応が必要です。
まずは肌を冷やして、ほてりを鎮めること。そのうえで、鎮静効果のある成分（アラントイン、グリチルリチン酸など）を含む化粧水で水分を補い、クリームでフタをして潤いを閉じ込めます。

一方で、日焼け直後にピーリングやスクラブなど刺激の強いケアは避けるべきです。
肌のバリア機能が低下している状態では、過剰なケアが逆効果になる可能性があるため、肌にやさしい処方を選ぶことが欠かせません。
保湿と鎮静を軸に、肌の回復をじっくりと見守る姿勢が求められます。

紫外線に負けない肌は日々の積み重ねから

UVケアは外出時の対策だけにとどまりません。紫外線に強い肌を育てるためには、毎日のスキンケアでの保湿と抗酸化対策が鍵になります。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分でバリア機能を整え、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドといった抗酸化成分で細胞ダメージを軽減しておくと、肌の防御力が格段に高まります。
さらに、屋内でも油断は禁物です。窓辺で過ごす時間が長い人は、日中でもUV効果のあるトーンアップクリームやフィニッシングパウダーを軽く重ねておくと安心です。
朝のスキンケアにUVカット機能を自然に取り入れておくことで、外出予定がない日でも“うっかり日焼け”のリスクを減らすことができます。

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